自分が選択した結果が今
今を否定すると、自分を否定していることになる
今の現状を嫌がってどうにかしたいというのは「これではダメだ」という自己否定がベースあり、それこそが自分を責めている根源になります。
あなたの意識がダメだという認めたくない部分にフォーカスしている限り、現実を変化させるのは難しいでしょう。なぜなら、意識が向いているところが現実化するからです。良くないところにばかり意識を向けていればいるほど、現状は続いてしまいます。
今のあなたの現実というのは、過去の思考や思いをベースに選択した結果です。いつでもどのタイミングでも選択はできるし、選択肢というのは無限にあります。その中で選んだ結果が今ですね。
会社の環境が良くなくてストレスが大きいかもしれない。でもその会社を選んだのは自分なんです。
実家の親がうるさくて毎日イライラしてしまう。でも実家にい続けているのは自分なんです。
お金が欲しくてもっとお給料上げてよと会社に不満を持っても、その会社を選んだのは自分なんです。
夫が/妻が嫌で仕方がない。でもその相手を選んだのは自分なんです。
どこまでいっても自分の選択の結果で、これが自分にとって今が最適という本当の意味です。「過去に自分が決めて選択したのはこれですよ、これでいいですか?」という宇宙からの確認です。
宇宙には良いも悪いもなくて、あなたが決めたことをそのまま表してくれているのですね。もし過去に違う選択をしていれば今は違った結果になっていることは想像つくと思います。
過去にあなたが選んだその選択は、あえて嫌なものを選んだわけではなくて、その時の自分が最適な選択をしたはずなんですね。人間はその時その時、自分のできる範囲で最善の選択をしています。わざわざ不幸になるつもりではないはずです。
だから今の現状に対して不満を持っているというのは、自分の選択を否定している、つまり自分自身に対してダメだしをしているのと同じことなのです。

どんなに嫌な現状でも、感謝ができればそれで終わる
自分を否定することはNG
自分が選んできたことを否定するのは、自分自身を大切にしていない行為で、自分を大切にする/自分を愛するのとは全く逆になるのはお分かりかと思います。自分を責めるほどいろいろなことが上手くいかなくなり苦しくなってしまいます。
また、この自分を否定して嫌うというのは他人に投影されてしまい、あなたを責めてくる人が現実世界に現れてしまうのです。
あなたが自分自身にしていることは、他人があなたにしてくる行為です。
現実を動かすときには、たとえ今があなたにとって理想の状況でなくても、「これは過去の私が選んだ結果なんだ」と思えるかどうかが分かれ目になってきます。起こることは起こります、でも起こったことにどう意味づけしているのかは自分でしているのですね。
ある出来事が起こってネガティブな感情が湧いたとしましょう。ネガティブな感情が沸き起こる前には何らかのジャッジをしていたり、悲観的な解釈をしていることがほとんどです。その悲観的な解釈をもとに、ネガティブな感情が起こるのです。
その時のネガティブ感情が、自分が握り締めている思い込みを映し出してくれているのです。
現実を変えるというのは「今の現実の責任を取ったとき=自分の選択だった」と認められたときに初めて可能になるのですね。それが創造主の立場であり、現実をひっくり返せる視点になります。
認めるのには勇気が必要になることもあるはずです。私も悲惨な現実を体験したときには「何でこんなことが起こるのか、冗談じゃない」と怒りがこみ上げてきたことが何度もありました。
認められれば、変えられる
例えばパートナーにひどいことを言われたとしましょう。
「何でそんな事言われなきゃいけないの」と怒りが出てきたらまずは感情を認めて、そのあとに自分の観念を探ります。
- 私は大切にされない
- 私は尊重されない など
色々な観念があることをしっかり認めます。ここまで認める事ができれば現実を変えていかれます!
これは今まで自分自身が思い込んでいた事をパートナーが見せてくれていたわけです。今まで私の中にそのような思考パターンが隠されていたのに気づかせてくれたのです。
「そうか!私にはこんな思い込みがあった」と気づければ、その思い込みをもう持つのはやめようと自分で決めることができます。そして今後はどうあったら自分が嬉しいのかを選びなおせばいいのです。
あなたのパートナーが嫌な人なのではなく、自分自身の観念を見せてくれていたと気づけたときに、自然と感謝に変わります。感謝しようとせずに自然と感謝が湧き起こります。
この気づきによって感謝ができれば、嫌な相手は役目を終えてくれましたので繰り返し同じことは起こりません。
嫌なことが起こったらチャンスです!その奥にある自分の古い思い込みに気づいて手放していきましょう。