正しさにこだわりすぎない
なんでもきっちり、完璧にこなしてしまうのが癖になっている場合、きっと間違わないように絶えず正しさを追求しているかもしれません。
隙がないとも言えそうですね。
いつも緊張気味で身体が休まっていない可能性もあります。
そもそも人間には完璧は不可能なのだということを知っておくと、助けになりそうです。
人間はもともと不完全です。
いろいろな面を持ち合わせていて、優しいところも意地悪なところも、頑張るところも怠けるところも、プラスもマイナスも両方持っていて、それをお互いに支え合って生きています。
なので非の打ち所がない完璧というのは存在できません。
正しさというのも、どこかの誰かの基準であり、みんなに共通するわけではないですよね。
でもなぜ完璧をめざしてしまうのか……
- 認められたいから
- 褒められたいから
- 責められたくないから
- ダメ出しされたくないから
- 怒られたくないから
いろんな理由がありますが、ほとんどが幼少期にインプットされているものです。
もっともっとと、要求されていた経験があると思います。
言葉で言われていなくても、頑張ってるのにガッカリされる態度で示されたり、どんなに努力しても認めてもらえなかったり……
だから完璧になるしか方法がなかったのかもしれませんね。
完璧主義は、
○○すべき
○○でなくてはならない
などのマイルールが多くなっているはずです。
自分だけの中でこのルールを持つのであればまだ良いのですが、
自分にかけている制限は必ず他人にも要求してしまいます。
そして自分ができているのに相手ができていないと、エゴはすぐに相手を責め始めます。
「あの人は良くない」と。
そのジャッジを止めていかないと、
いつまでたっても自分の周りに敵を作ることになってしまいます。
自分が他人を責めているので、他人も責めてくるかもしれないと思い込んでしまいます。
だから余計に完璧になろうと自分をどんどん縛っていきます。
これでは人間関係が苦しくて当然ですね。
まずは自分に制限をかけている、完璧を目指そうとしているエゴ/自我に気づく。気づけばエゴの影響は受けなくなります。
~しなければならない
~であるべきだ
という決めつけてしまう思考は、言い換えると自分自身を許していないわけですね。
間違ってもいいんだ
できなくてもいいんだ
不完全でもいいんだ
と自分を許して、自分に寄り添っていきましょう。
自分が緩くなればなるほど、
あなたが体験する現実に現れる人達も、どんどんあなたに優しくなっていきますよ!!